東北〜東京遠征ライブ:初日編

東北〜東京遠征ライブ:初日編

2018年9月22日(金)初日編

東北遠征

22日0時に大阪を出発し14:30に岩手県陸前高田に到着しました。

今回の遠征は、陸前高田のまっと君のおかげで実現出来ました。
そして以前からシュールと繋がりがあった「TOTWORKS」も現地集合。

TOTWORKSは2018年9月から日本全国を回る旅「旅する空席」をはじめ、今回の岩手に一緒に行こうとお誘いしました♪

待ち合わせ場所は奇跡の一本松。
到着したら、みんなで一本松を見に行きました。

目の前には建設途中の堤防と水門。

この松の木は一本だけ生き残って、被災した人々にたくさんの希望と勇気を与えてくれた。すでに2012年5月に枯死と確認されましたが、その姿は復興のシンボルとして維持をするために人工的な処理をされ、今もなおあの場所に立ち続けています。

壊滅的な被害を受けた陸前高田の町は、7年経った今もまだ復興途中で以前の町の姿はそこにはありませんでした。

当時のまま、手がつけられていない中学校へ入らせてもらいました。(ここの中学校では全校生徒が避難し死者は出ていません)

頭の中ではわかっていても、鉄の扉がへしゃげるほどの力で濁流となった津波が押し寄せすべてをのみ込んでしまったなんて、現実世界とは思えない状況がそこにはあったんだなぁと…

何もかもがあの日、津波に押し流され、命さえも奪われた。左右に分かれた道を反対に行っただけで、命が助かった人と助からなかった人を分けてしまった。

避難場所と言われた場所へ逃げたのに、津波がそこに来てしまった。生きたくても生きられなかった。
最後の最後まで人のために尽くした人。
無駄なことなんて1つもない。
今を生きる私たちに教えてくれている。

不思議と悲しい気持ちにはならなかった。
中学校も手はつけられていないままだったけど、植物や鳥や虫たちがそこで再生しているのを見て、いい意味で時の流れと共に、この中学校も生きているような気がしました。

人はみんないつ何が起こるかわからない。だからこそ、いつも全力で生きていたい。笑っていたい。仲間や家族、大切な人と生きていたい。

シュールはやっと、約束を果たしにこの東北の地を訪れることが出来ました。

音楽で世界を変えることはできないかも知れないけど、目の前の人を応援することは出来る。

シュールの音楽を聴いてくれるすべての人が幸せになるよう楽しんでもらえるように全力でライブをします!

PS.
近くのお土産やさんでみんな思い思いに買い物しました。